そうかぁ~切ないかぁ~
2.4kgの蜂蜜の瓶です。
きな薬局では桂枝茯苓丸や八味腎気丸などの丸剤を作る際
の結合剤としてつかいます。
こんなおおきな蜂蜜の瓶見たことないだろうと思い
ウチの子に見せると
『切ない・・・』と一言。
働きバチは一生にティースプーン一杯分の蜂蜜を集めると
TVでみたようで・・・。
確かに切ない・・・。
そこでチョット調べてみました。
働き蜂一匹が一生で5gの蜂蜜をあつめる。
働き蜂の一生はおよそ1か月。
蜂蜜は巣で貯蔵されると4分の1に濃縮される。
ということは2.4㎏のこの1瓶で
1920匹分のハタラキ
を
搾取したことになります。
たしかに切ない・・・。
蜂の集める花蜜はショ糖(砂糖)は蜜蜂の前胃の酵素で加水分解され
転化糖(果糖+ブドウ糖)に変化します。
転化糖に変化すると砂糖より甘く感じます。
さらにおもしろい特徴として
転化糖に含まれる果糖は温度が高いと甘味が弱くなり
温度が低いと甘味が強くなる性質があります。
夏の冷たい飲み物の甘味料に最適という事です。
少ない量で強い甘味を感じるのですから。
蜜蜂さんの大切な蜂蜜、大切に大切に使わせていただきます。
蜜蜂さんありがとう。
おかげさまで立派な丸剤がつくれます。感謝。
薬局長
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