やっちまった 令和二年六月二十四日
畑の草刈りの後に
水風呂入って冷たい香片茶(サンピンチャ)をクーラー全開でがぶ飲みしてたら・・・
上肢に・・・プチッと出ちゃいました。(写真の赤いできもの)
汗疱(かんぽう)。
もし医療にかかるなら西洋医学では皮膚科でしょうね。
我が日本漢方では
水毒ととらえています。
腎臓や体温調節の兼ね合いとでもいいましょうか。
まずコレが出来たメカニズムを漢方的に解説すると
①慣れない草刈り⇒すぐ体がオーバーヒートで脱水ぎみ
②水風呂で皮膚を急冷⇒汗腺が閉じる
③それでも体はほてり、さんぴん茶がぶ飲み⇒体温を下げるために
さらに発汗しようとするが・・・汗腺は閉じている
④腎臓で水分を捨てるのが間に合わない⇒行き場を失った汗が水疱となって、
ポチっとなと出る。
こんな感じ・・・。
大雑把に言えば【あせも】も似たようなもの。
そんな時に私が飲むのが
五苓散(ゴレイサン)
医薬品としての五苓散の効能効果表示に汗疱は記載されていません。
それでも私が飲む理由は
五苓散が脱水だけでなくムクミなどの水分過多にも利用されるから。
一般的には五苓散を利尿剤と説明する先生方が多いのですが
五苓散は水分の多すぎと少なすぎを調節する処方だから。
でもって今回の汗疱の
一番の原因は草刈りの前に
五苓散を飲み忘れた事。
のんどきゃよかった・・・。
久々に漢方屋らしい文章でした。
追記
6月25日は旧暦の5月5日
沖縄では【ユッカヌヒー】
1年に一度、おもちゃを買ってもらえる日。
漢方では
生野菜を食べない1日。
お気を付けください。
薬局長
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