漢方きな薬局HAPPYBIRTHDAYつゆ~

きな薬局公式ブログ

2022年05月04日 11:21



雨がシトシト降っています。
もう梅雨なんでしょうね。

あとは気象台の発表を待つばかり。

アジサイは日本原産の花

紫陽花という漢字は中国の詩にうたわれた花の
名前で、もちろん当時の中国にアジサイがあったのかどうか?

どうやらその詩にある紫陽花は

下の写真



リラの花(ライラック)のことだろうと言われています。

現在の紫陽花という書き文字は間違って付けられた名前とも

いえます。

アジサイは別名七変化とも言います。

酸性の土だと色素のアントシアニンとアルミニウムが結合して⇒青色

アルカリ性の土だとアントシアニン単独の⇒赤紫やピンク

となります。まさに七変化・・・花言葉も【移り気】

その他にも家族とか団らんとか元気な女性という花言葉も

あるようです。

薬局方というお薬の法定書にも

アマチャ【甘茶】が収載されており

サッカリンの二倍の甘さがあることから

味の矯正に用いられることがあります。

実はこのアマチャはアジサイの一変種で

遺伝的にはほぼ一緒との話しもあります。

またまた毒の話ですが・・・。

アジサイには毒があると云われ

実際に2008年につくば市の飲食店で

料理に添えられたアジサイの葉を食べた

10人中8人が食後30分から吐き気・めまい

を訴えた食中毒が報告されています。

(厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル:高等植物:アジサイ  参照)

アマチャに関しても

2009年
2010年に花祭りにアマチャを飲んだ園児119人中28人が
嘔吐症状を起こしたニュースがありました。

しかし不思議なことに

その毒の成分が未だ不明です。

これが毒性の成分だと報告されても

その成分が含まれていないとの報告があったり。

色だけでなく毒までもが七変化の可能性があります。


母の日にアジサイの花が好まれているようです。

毒があったりなかったり

甘かったり、甘くなかったり

青かったり、赤かったり

臨機応変に家族や団らんを支える

明るい元気な女性

まさに母の日プレゼントに

最適なお花ですね。



大変長文となりましたが

アジサイの美しさとはまったく関係ないです。

あっ今ラジオで・・・

沖縄地方は梅雨入りした模様です。と発表がありました。

Happy birthday つゆ~

薬局長でした。

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