クチナシ
クチナシの花です
黄色の花と白の花弁が太陽に照らされ
金銀のように見えます。
花弁の下にはもうすでに漢方で使うクチナシの実『山梔子』(サンシシ)が
その形をのぞかせています。
この写真は二~三週間前の沖縄本島中部の山で写したものです。
クチナシは天然色素としても身近で使われており子供のお菓子や漬物の
黄色い色付けに使われています。
漢方では梔子柏皮湯や清肺湯などに配合され、鎮痛・消炎・止血・解熱
利胆などを目的に組み合わされています。
碁盤の脚がクチナシを模した形といわれこれは『クチナシ』を
口無し・・・口出し無用という意味らしいです。
クチナシの学名 Gardenia jasminoides とはジャスミンのようなという
意味があるのですが、分類上は全く別物。これは香り成分のインドール
が双方に含まれているからではないかと言われています。
インドールは濃度が微かだととても良い香りがし、濃度が濃すぎると
口臭や糞便の匂いになるというなんとも変な香気成分です。
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