お待たせいたします。
写真の中央にあるのが薬研(ヤゲン)という道具。
生薬を粉にするために用います。
皆さんに臼のようなものですか?と尋ねられますが
挽くというより、切る感覚が近いです。
さすがに近年は電動のクラッシャーやミルを使うことが
ほとんどですが、軽い素材の場合どうしてもミルでは
容器の中で風に舞ってしまい、粉にできず、薬研の
出番となります。きな薬局では現役の道具です。
当方には写真の鋳鉄製と真鍮製の薬研があり
処方によって(鉄を嫌う生薬・銅を嫌う生薬)とで
使い分けします。
とても手間の要る作業ですが、個人的には大好きな
作業です。
そんな手間の掛かる非効率的な世界なので
現在、新規のご相談及び調合のご予約は
七月末まで一杯で、長い方だと一か月ほど
お待ちいただく状況となっております。
誠に申し訳ございません。
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