2019年02月23日
お雛様とレンギョウ
今年もお雛様を飾る季節になりました。
薬局内が一気に春めいてきました。
それにしても暑いです。湿っぽいです。
お人形にも漢方の生薬にも湿り気は厳禁です。
空調に気を使います。
因みに湿り気は脾・胃・肌肉・唇・乳などに
負担が掛かると言われています。
傍らの連翹も立派です。
モクセイ科
レンギョウ属
学名Forsythia suspensa
画像のForsythia(フォーサイス)とはスコットランドの植物学者の名前です。
連翹という名前は少し注意が必要です。
日本の連翹と中国でいう連翹は別物です。
中国では昔から連翹というとオトギリソウ科オトギリソウ属の
和名でいうところのトモエソウ(巴草)学名Hypericum ascyron を指します。
日本で薬用に使う連翹を求めるときには【黄寿丹】と指名する必要があります。
あ~ややこしや。
連翹は治頭瘡一方や響声破笛丸などに使われており
抗菌・抗ウイルス・鎮吐・抗炎症作用などが確認されています。
店頭が大変混み合っております。
当日、飛込みでの漢方のご相談はほぼ対応できない状態です。
ご予約も一か月待ちの状態が続いております。
お手数ですが、あらかじめお電話でご予約の上、お越しください。
薬局長